ゴジラ-1.0のMGのネタバレレビュー・内容・結末

めっちゃ良かった。

（良かった所）
・神木君の演技めちゃくちゃ凄かった。特に狂っちゃう所凄かった。顔も年を重ねることで味が出てきた気がする。浜辺美波も演技凄いのね。この2人の演技でかなり説得力が出ていたと思う。

・ゴジラを思い切ってフルCGにしちゃうことで今までできなかった大迫力シーンをやりまくってて最高だった。アトラクション的に自分がゴジラに襲われてるみたいな感じで、最初の所とか本当に怖かったし、大迫力でハラハラして楽しかった。

・作戦内容が今までないアイデアで新鮮で、それなら本当にイケるかも！とワクワクした。

・整備士との因縁がしっかり終盤で生かされてて、あの一連の流れはグッときちゃった。整備士の役の人、めちゃ良い、カッコいい。

・ゴジラのテーマ曲、助走的な方もメインの方もどっちも良かった。王道のガチオーケストラ演奏がまずめっちゃ格好良かったし、メインテーマがクライマックスのここぞという場面でかかるのも良かった。

・震電はふつうにワクワクしちゃった。黒い雨の所も凄いカッコよかった。

・ちょっと間違ったらおかしいだろとか嫌だなぁとかなりかねない難しいテーマだと思うけど、話の流れとか、映画のメッセージ・言いたいこと的なことで引っ掛かることはなかった。

（残念だった所）
・全体的に説明的だったり、過剰だったりするセリフ回し、演技、映像、音楽の使い方がうっすらずっと気になってしまった。紙一重で陳腐さ、臭さ、ダサさを感じそうなギリギリのラインを常に行ったり来たりしてるような感じだった。例えば、浜辺美波の吹っ飛びシーンも律儀にCGで見せて不自然でダサくなるよりは、気付いたらいないってだけの方が良かったと思う。音楽についても、そういうムードの曲をそういう場面の時にかけて、展開が動く時にぴたっと音が止んだ瞬間が物凄くダサかった。抜け目なく音楽でも説明し過ぎててダサかった。ただ、演技については、神木君の凄まじい演技と、気が狂っちゃうシーン多めだったことでダサさがかなり緩和されてたと思う。

・Dr.コトーの人の演技が特に何か嫌だった。特に嫌いという訳ではないし、何でか説明できないけど何か嫌だった。臭過ぎたのかな？声かな？所々何かキモくて気になった。

・神木君がずっと基地の死んだ人達の写真を持ってて、ゴジラによる基地の大虐殺が神木君の病みの一番の原因みたいになってたけど、死んでいった特攻隊の仲間たちのフラッシュバックみたいなのがあればもっと神木君の病みに乗れたかもしれない。

・ゴジラの背ビレがガコンガコンなって、ジャコンからのビーム発射は、何かアニメとかゲーム感が強すぎてちょっと冷めちゃった。フルCGだからこそ気をつけないと、一気にリアリティが失われてしまう危険があると思った。