戦争で生き残った特攻隊員は苦悩を抱えて生きていた。その理由にはゴジラが関係していた―。
面白かった！評判が良かったので割りとハードルを上げていったんですが、それを楽々上回ってきましたね。
なにせゴジラがカッコいい！圧倒的な存在感、狂暴さにタフネスさ。そしてゴジラ砲の凄まじさ！
背中のトゲトゲが青白く光り、やがて口から放たれるゴジラ砲。そのあまりの威力に、ワクワクした気分はガクガクに変わっていた…。
私は目を見張り口をあんぐり。ゴジラってこんなに怖かったっけ？この大迫力の映像を作り上げたスタッフに拍手。
そしてこれだけの存在感を放つゴジラを悪役にして、上手く人間ドラマに絡めたのが素晴らしい。
反戦メッセージが根底にあり、巧みなミスリードから見事な落とし所で「死んだらダメだ」を昇華させたのは天晴れ！
佐々木蔵之介らの明るい存在により悲壮感が適度に軽減されているのも良かった。
ゴジラのカッコよさだけでも満足なのに、ストーリーもスッと府に堕ちる素晴らしいエンタメ映画でした。
