2023年最後の映画はゴジラにしたよ~!人生初ゴジラです。初代もシン・ゴジラも観たことないのですが、あまりに評判が良いので足を運んでみました。
これはすごいぞ！でも言いたい事もある。
まず映像体験としては大満足でした。ゴジラという存在の意味不明さと圧倒的な恐怖感がよかった。もう滅茶苦茶怖い！最高に怖い！この絶望感…最高。
物語に関しても概ね満足。主人公の敷島が見ていて痛々しいくらい苦しんで、悩んで、足掻くんですね。
戦争って本当に何なんだろうね、それぞれの立場に立てば憐憫の情も憎悪もすぐ逆転してしまいます。たぶん、特攻から逃げたなんて戦後直後の当時に知られたら、隣人に嫌味言われる程度じゃ済まなかったと思う。隣人のおばさんの言いたい事も分かるよ、とにかく登場人物それぞれが皆傷ついてる。それが見ていてとても辛い。
そこから少しずつ平穏を取り戻していきますが、主人公は置いてけぼりになっちゃうんだよね。「俺の戦争が終わってないんですよ…」の台詞は辛かった。戦争でもうボロボロのところにゴジラ襲来だもの、そりゃないよ…もう勘弁してよ！ってなんか悔しくなって泣けてきた。それくらいの没入感があって堪らなかった。
敷島のキャラクターも良かった。不器用で弱虫で優しすぎて周囲からは冷たい奴みたいに思われてるだろうな~ってとことか。情緒不安定すぎて見てるこっちが不安になるわ！その主人公の周りの登場人物が個性豊かでまた良い。
一言言いたいのはラスト！ラストはちょっと…電報届いたところから嫌な予感してたんだけど、全部悪い予感当たってしまった。ここでは言えないけど！
ラストが違えばなぁ~~~~泣
