一粒万倍日

ゴジラ-1.0の一粒万倍日のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.1
第96回アカデミー賞の視覚効果賞の受賞を祝して、IMAXで(昼間の上映はIMAXのみだったため)見ました。 
特撮怪獣映画は子供のころは好きでしたが、最近は全く見なくなっていました。

久々に観たゴジラ、めちゃくちゃ良かったです!

私の良かったと思った点は、ゴジラのそもそものテーマが「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」というところ。
核の恐怖を感じる混沌としている現代、持っている自分勝手な国に対しての不安を感じていますので。

また、戦後の復興期を舞台にしたことで、不自由ななか今ある残されたものを最大限に利用して、知恵を絞って人の結束力で立ち向かうという、昔の日本の良さが描かれていた点。

さらに、人を対象とした戦いでないことに、救われる気持ちになりました。

そして何よりゴジラ生誕70周年ということで、今も魅力的で飽きの来ない怪獣ゴジラと、伊福部さんの音楽に感動しました。

最近の日本映画で感じることのなかった、日本を「元気」にしてくれる映画だと思いました。