月並みですが映像が凄かったです。
差し出がましい言い方になりますが、ハリウッド映画と何ら遜色のないVFXを観て、日本映画もここまで来たか、と感慨深くなりました。
結局、脚本の話だと思います。
人間を描けない脚本家が無理に人間を描こうとするとこうなる典型な脚本で、これが90年台なら映像が良いから脚本には目を潰れたかもしれません。しかし、昨今はもはや映像と脚本どちらかだけが優れていたとて評価されるものでもありません。毎年映画の情報量は増え、求められるものも大きくなる中で、ドラマを描けない作品は致命的です。