流れるようなカメラワークと常に聴こえてくるバックミュージックは、まんまアクション映画を観ているかのようです。
後半のサスペンスはノーランがメメントの監督であったことを思い出させてくれますし、本作のダウニーjrは、ダウニーjrが演技派と呼ばれていたことを思い出させてくれます。
時代背景や前知識はあるに越したことはありせんが、本作の主題は別にあるので問題はありません。強いて言えば、何も気にしない私のような輩であっても、原爆を落とされた側の気持ちには何も触れられていないとは思いましたし、そこを切り離して本作について語ることはできない一面があるということでしょうか。