たいが

ソフト/クワイエットのたいがのレビュー・感想・評価

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)
3.9
90分間ずーっとストレス指数の高い状況が展開され続ける
しかもそれがオールワンカットなもんだからまるで自分もこの状況を体験してるような感覚になる

これまでスパイクリーの映画だったり何本か人種差別の映画を観てきて少し分かった気でいたけど、そんな簡単な話じゃないんだぞと思い知らされたような気分になった

差別が自民族が優れているという思考や多民族への嫌悪といった感情から生まれるストレートものでは決してなく、日々の生活の中の小さな不満が被害者意識へと昇華し、それが差別へと接続されていく

誰しもが陥るかもしれない他人事ではない話、自分も強く意識しなくては
たいが

たいが