こなつ

ロスト・フライトのこなつのレビュー・感想・評価

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
3.8
ジェラルド・バトラー主演の航空パニックX脱出サバイバル的なアクション映画。
これだけテンポが速くて軽い感じだと、アクション映画に苦手意識がある私でも結構楽しめた。

友人とクリスマスのイルミネーションを見に行った帰り、「ジェラート・バトラー」観たさに入った劇場。観客は疎らだった。

嵐の落雷でコントロールを失った航空機ブレイザー119便が、フィリピンのホロ島に不時着する。そこはゲリラ組織が支配する無法地帯だった。機長のトランス(ジェラート・バトラー)は、乗り合わせていた護送中の犯罪者ルイス(マルク・コルター)と手を組み、窮地を乗り越え乗客・乗務員と脱出を試みる。

ジェラート・バトラーだったら何とかしてくれる、主役は死なない、、みたいな安心感があって、手に汗握るという感じでは全くなかったが、終わってしまえばこんなに簡単に色々上手く行ってしまうという設定。

乗客を守るという責務に燃える機長(ジェラート・バトラー)はさすがに熱かった。フランスの外国人部隊の経験があるというルイスも、どこから手に入れたのかいつの間にかライフルを手にして撃ちまくり、危機を脱して行く。

フィリピン当局ですら救出を拒否した無法地帯だったが、プライベート武装救出部隊がすぐさま到着して救い出す。やはり犯罪者として追われる身のルイスは残るんだ。大金を手に入れてもどうやって生き延びるのかあんなところで、、、

現実味に欠ける設定もあったが、唯一ホロ島は実在の島。フィリピンの南東部に位置する火山性のその島は、イスラム教組織アブ・サヤフの最大の拠点の1つであり、無法地帯と言われている。周辺では、海賊行為が横行していてかなり危険な地域ということだから、こんな所に不時着したら本当に大変だ。
こなつ

こなつ