久しぶりに終わり方が衝撃過ぎて、やるせなさ過ぎて、終わってしばらく息できなくなりました…
昔から是枝監督は子役の演出が上手いし、キャラクターに本人たちを当て書きしてるからより自然な演出が出来てるみたいですが、それにしても子役すごいしどこであんな子見つけてくるんだろうというレベル。最後のシーンの美しさたるや。
坂本龍一の遺作の音楽と相まってなおさら。他の作曲家と違って抽象的な旋律がまた不安定さと儚さを演出しており、流石としか言いようがありませんでした。
そして毎回安藤サクラに感心させられつつ最終的に樹木希林が食っていく是枝作品なので、樹木希林亡き今それが出来る役者なんかいないでしょと思ってたらいましたわ…。田中裕子の存在感は背筋が凍るほど怖かったです。。いや、「怖い」という単語では表現しきれないのですが、圧巻でした。
ストーリーが全てだと思うので前知識やあらすじは何も知らないで観に行くことをお勧めします。
しかし最近の是枝作品は子供がやるせないのが多くて辛いので、そろそろ奇跡みたいな幸せ子供映画作ってほしいところです。情のない彼女やDVクソ親は出てこないようなやつを是非！
