このレビューはネタバレを含みます
怪物の言葉の意味を辞書でひくと「正体のわからない、不気味な生き物」ということなので、この映画もきっと「人はついつい、自分の理解や想像の範囲の中だけで他人や出来事をこうだと決めつけちゃうよね。相手が悪いとか変態だと決めつけて、攻撃したりしちゃうよね」という問題意識があって、それを観客に気づかせるような作りになっていると思う。
思うのだが・・、私は映画を見ながら、「え、現実世界の普通の人って、もうちょっとまともに話し合ってお互い理解したり、問題解決に取り組む能力あるんじゃない?」と思ってしまい、いまいち映画の内容にリアリティを感じることができなかった。