怪物のjteaのネタバレレビュー・内容・結末

母親も教師も子どもに愛情を持って接しているのは痛いほど伝わってくる。決してダメな教師でもなければ、モンスターペアレントでもない。それは、それぞれの立場からのストーリーを見たからで、どちらか一方だけの話を聞いていたら、鵜呑みにしてしまうだろう。
10歳前後の子どもの脳は、まだまだ未熟で親からの言葉は真摯に受け止めてしまう。
子どものためを思い発する言葉も、虐待に近い言葉を投げつけるのも、まるで呪いの言葉でしかない。
心の中でスルーする力のない子は、うつ状態になったり大人には思いもしない行動をとってしまうだろう。
怪物は誰か？犯人を捜すかのように見始めた自分が途中から見方が変化していく。
救いのあるラストと思いたい。