怪物のhaseのネタバレレビュー・内容・結末

滑り込みで見てきました。
是枝さんと坂元さんが共作すると発表があってからずっと心待ちにしてました。
坂元さんの言葉は滑らかに自然と心に流れ込んできます。
そして急に棘を出したり、引っ掻いたり、居座ったり。
この作品のなかでも田中裕子さん演じる校長の言葉が刺さりました。
あの言葉が坂元さんが一番言いたかった言葉なのかなと思いました。

そして是枝監督は相変わらず、子供たちに芝居をさせすぎない天才だと思いました。
なんでこんなに自然な表情が撮れるんやろかと見ながら考えてました。
是枝監督は子供たちをちゃんと１人の人間として見てるんちゃうかなと思いました。
一人一人とちゃんと向き合ってないとあんな表情は撮れない。

この作品がカンヌで脚本賞をとって本当によかった。
沢山の人が見て、少しでも理解が深まればいいと思いました。
そして早く性的マイノリティーという言葉がこの世界から消えることを願ってます。

あと、同性婚を認めたら社会が変わってしまう、なんて古い考えをお持ちの方に是非見ていただきたい。
社会は必ずいい方向に変わります。
だって、自由になれる人たちが増えるってことは幸せなことだと思うから。