このレビューはネタバレを含みます
「子どもは固まる前のセメント」
大人の何気ない言葉がまだこれからの子どもたちの心に深く傷を付けてるのではないか…セメントのように固まる前にその深い傷を取り除ければ良いが傷がついたまま大人になったら犯人のように汐路ちゃんもなっていたかもしれない…それが当たり前なんだと。。。大人によって決めつけられたレールを歩いてて傷がコンクリートになって固まってしまいもう取り返しのつかなくなったのが犯人で、固まる前が汐路ちゃん。どちらも立場は対称的だが大人によって道を踏み外させられた子どもだったのは同じなのではないのか。
ドラマ版を視聴していた時も思ったが整くんの発する言葉は生きてて当たり前だと思ってたことを再び考えされる言葉ばかりで今回もそうだったし、特に冒頭に話したセメントの話が1番響いた。
汐路ちゃんを演じられた原菜乃華さんの汐路ちゃんのあの不安定さの演技が絶妙で特に素晴らしかったです！！
ドラマ版の主題歌「カメレオン」を劇場版で聴けたのも嬉しかったですし、劇場版の主題歌「硝子窓」は映画観る前と後に聴くとまた違った風に聴こえて映画の世界観にどちらも合ってて良かったです。
また整くん、大隣署のみんなや我路くんに会いたいので続編お待ちしてます♪
そして日本も他の国のように「弱いところを他人に見せられる世の中になってほしい」とこの映画を通じて改めて思いました。
