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マイ・エレメントのpokotanのレビュー・感想・評価

マイ・エレメント(2023年製作の映画)
3.8
今作も、昨今のディズニー風潮の多様性がテーマ。
異なるエレメント同士の、思ったよりもラブストーリーが強いストーリーだった。

火のエレメントのエンバーと水のウェイド。
エレメントの特性の通り、エンバーは短気ですぐに感情が爆発(実際に爆発)する。
そして、水のウェイドはすぐ泣く。
ウェイドのキャラがすごく良い。
周りの心を掴み、たとえ誰であれリスペクトの気持ちを持っている。
それは、ウェイドの家族もそうであり、素敵な家族だった。

そんな真逆の相容れない2人が、徐々に心を通わせていく。
手を繋ぐことも、お互い抱きしめることも出来ない。
でも、協力すれば水だって火をつける事ができるし、2人なら何でも出来る。

終盤の、2人の結ばれるとこは素敵だった。
お互い触れ合うことに恐れ怯えてたけど、触れ合ってみればなんてことない。
分かり合えないんじゃない、分かろうとしなかっただけ。

親であっても子供に対しての尊敬する気持ちも大事だし、親と子もそうだけど、恋人同士も想いを伝えられるチャンスは多くはない。

色んな大切なメッセージが作品の中に含まれていて、なかなか良かった。
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