ぴよ

マイ・エレメントのぴよのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・エレメント(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます


すごく良かった。泣いた。

まず映像が素晴らしい。
芸術としての美。
アンリアルだから出来る美術表現。

交わる事のない火と水の
ストレートなラブストーリー。
手を触れるだけなのに
ここまでドキドキするとは…

エンバーは親への恩
親の負ってきた苦労に
自分の人生をかけて報おうと思う

でも大体の親は
子供に幸せになってほしいと思っている。
けど普段そんなことは口に出してくれず
すれ違う。子は深く葛藤する。

そんなエンバーの気持ちに
寄り添うウェイドが素晴らしい。
普通は鬱陶しいけれど
ウェイドが呆れる程ピュアなので
うっかり心がほどけていく。

家族の絆
やりたいことを言えず我慢している。
同じ生活の繰り返しで
自分の長所に気づかずにいる。
真反対な二人が出会うことによりよって
お互いを照らしあっていく。
恐れているほど怖くなく
エレメントである以上
相性がいいところがあれば
相性が悪いところも必ずある。
同じ性格同士ではなく
真反対な性格と出会うことによって
新しい景色の世界に出会うことになる。

自分の可能性は無限大であり
かっとなった時、自暴自棄になったとき
何をすればいいかわからないときに響く作品
ぴよ

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