安定のピクサークオリティ。
火、水、風、木の四種が共存する世界が舞台。
ボクらの世界の複雑さ、分かり合えなさを想像するし、アメリカではより身近なことなのかなと想像した。
いろんなテーマが幕の内弁当的に作品内で描かれていた印象で、どこにスポットを当てるのかは観る人の感性やチョイスに任されているのかなという印象で、作品の構成自体も多様な人が観るように作られていると感じた。
しかしボクは作品は作った人の意思やエゴのようなものが観終わった後しっかり伝わってくるものが好きなので、少しボヤけた印象だった。
批判や反論が来ないように、みんなが気持ちよく見れるように作った作品は、誰かの心に刻まれる作品にはなり得ないことを教えられた気がした。