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沈黙のパレードのwatosonmanのレビュー・感想・評価

沈黙のパレード(2022年製作の映画)
3.9
予想した通りにいかない東野圭吾、ガリレオシリーズ。
今回ももちろん想像とは違う物語展開なのはさすが。

ある一人の人が(今回の場合は事件だったけど)所属していた集団からいなくなるということが、周囲の人にどれだけ影響を与えるのかということを見事に描いていた。

人は不在の中にこそ、想像を働かせてしまうもので、不在を起源にした想像は、えてして人を苦しめる。


なぜ自殺は良くないとされるのか。
人を殺すのはなぜダメなのか。
そのような問いへの答えが、この映画には散りばめられている。
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