先生

みなに幸あれの先生のネタバレレビュー・内容・結末

みなに幸あれ(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

期待してたより面白くなくてちょっと残念。
評判で、これはすごいみたいなの見かけていたので、楽しみにしていたら、なんかよくわからん映画だった。わかるところはわかるが、わからんところはわからん。
シャマランのヴィジットのように奇行に理由があり説明されるのかと思ったら、無かった。読み取れない。わからない。

わかるところとしては、そのまま、メインテーマの、幸福は誰かの不幸に成り立つというもの。
目と口を縫われたおじさんのうんこから味噌が作られ、おじさんが不幸であれば自分達は幸福に暮らせるし、子供まで産めちゃうし、生きながらえられる。外に逃げ出しても、トラックに引かれてもさほど惜しくなく、墓もなく、野ざらしで焼かれる。でもいないと困るので、誰かを呼んでその役をやらせる。誰かを不幸にするのに気が進まない人間もなったりする。
父親の姉は、システムから逃れようとしたが、やっぱりシステムに囚われ、姪に薪のように割られる。つまり、薪で燃料。

最後、主人公は結婚するようだが、ある家の2階に女性。位置的におじさんがいた場所のような。つまり、彼女も生け贄?
主人公は結婚することで相手の家に入り、生け贄として暮らすのかなあという匂わせを感じた。

主人公だけがわかってないシステムの中、右往左往するって感じで、あんま面白くなかった。「バクラウ」みたいな雰囲気。
こういう縮図をホラー化するには、もう少し説明が必要だな、と感じた。
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