ユーリ・ノルシュテイン監督。1975年。ハリネズミのヨージクがこぐまに会うために森を抜けていく。立ち込める霧の海にトプンと沈む。立ち込める霧の海の岸辺トプンと沈む。ホタルのトーチカ。白い馬やフクロウ優しい犬に出会う。魔術的な夜の森の世界。ハリネズミくんを探して大きな声で呼ぶよ。
始めて観たときの魔法のようなその靄のかかった不思議の奥行きの世界。見上げる大きな木の枝。やっぱりこぐまと一緒がいいな。ああもう大好き。
ハリネズミくーーーーーん!わたしが初めてこの作品を観たときは吹き替えで迷子のヨージクをずっとこう呼んでいました。ずっと前に観たノルシュテインの制作風景にてその制作のマジックは明かされるのだけれども、おや!やっぱりそれは!まごうことなき魔術だったのです。