#きみの色 を観ました
山田尚子作品・および演出が網羅され、絵コンテが1人ということでまさに山田作品の集大成といっても過言ではないでしょう
今作のテーマを一言で表すならば”信仰”であり、それは宗教としての信仰もそうですが人が何を信じ、何を願い、どのように生きるのかということをテーマにしており過去の山田尚子作品とも共通する部分でしょう
その意味で演出家、映画・映像監督としての山田尚子の持ち味が遺憾無く発揮されており、彼女がなぜアニメ界において注目されているのかがわかるでしょう
一方で今作はさまざまな要素が絡み合います
映像と音声
具体と抽象
作家性と商業性
サイエンスSARUと京都アニメーション
それらの色が混合していると感じるか、あるいは反発していると感じるかで評価が分かれるでしょうが、ボクは混ざりあっていないと感じるシーンもあり、その点でノイズが大きい作品でもありました