このレビューはネタバレを含みます
曲が良すぎた。
映画内で特に大きな物語の動きがある訳ではないけど、文化祭の演奏シーンでシスター・友人・家族色んな人が立場建前関係なく楽しんでいてなんか泣きそうになった。優しい世界。やはり音楽は良いなぁ…
水金地火木土天アーメンが大好きで、
映画見終わった後もずっと聴いているのだけど、奇抜な歌詞・尖った音楽性、だけど絶妙なバランスで曲として仕上がっている感じが、バラバラな立場で集まったバンド3人の雰囲気とマッチしていて、、
型にハマらないけどとりあえず楽しんじゃえ感があってとても良かった。
3人で振り付け?しているところも、
ほぼ初心者だし色々あったのにこんな立派になって、、と成長を見守った親の気持ちになった。
文化祭シーンの音もあえて崩しているのか、
反響だったりノイズ感だったり、綺麗すぎないリアルな感じが良かった。
きみちゃんやルイ君がどういった会話を家族としたのか、きみちゃんは何故学校を辞めたのかなど掘り下げて欲しいポイントはいくつかあったけど、多くを語りすぎない所がこの映画の爽やかな良さだと思った。
所々場面の切り替えなど、そういう表現をするのかというアニメーションのポイントがあってそこも面白い。綺麗なイラスト・長崎の世界観も好きだった。
見た後に爽やかな気持ちになる映画。