黒澤作品の匂いがすると感じたのはオープニングの縦書きロールのせいだけではなさそう。いや、匂いと言ってもそのかき混ぜてるものの匂いじゃないから。ここ笑うとこだぞ!←言ってみたかっただけですごめんなさい
かき混ぜてるそれが大写しでドギマギする。チョコ食べてたのどうしようかと思ったり。心底モノクロで良かったと思ってたのに突然カラーになったりするから油断できない。そのカラーがまた美しくて目に眩しい。
どんな天才も美人さんも、上から入れて下から出す。人間としての基本と資源を循環できる世界、とても究極な作品だと感じた。
1番気に入ったのは「世界」って言葉が一般的でなかった時代に意味を説明するお坊さんのセリフ。困惑顔の黒木華ちゃんの可愛さも手伝って、忘れられないものとなりました。