1930年代のアメリカ南部の差別や貧困と正義について考えるきっかけをくれる作品。原作「ものまね鳥をころすのは」を読んだので名作と名高いこちらも気になり鑑賞
私からすると誠実そうな黒人男性の方が、嘘くさい父親やその娘よりも信じられる人間に思える。それも先入観でありとても危険な事なのだけど。
この時代は人種や性別が判断の最重要ポイントで女の子はスカートを履かないといけないし、黒人が犯罪にからめば犯人と思われる。その辺りのことは知識としてはうっすら知っていたけど、ここまでかって程の現実をつきつけられ息苦しさを感じる。
ものまね鳥は害がないから殺してはいけないと言うセリフが残っていた。ものまね鳥がわからなくて検索かけたら、チェーンソーやシャッター音の真似をしてる動画があった。見事なモノマネで驚く程なのだけど、人間の影響を強く受けている。殺さないだけではモノマネ鳥を守れない。人間ってどこまでも罪深い。