うんこはいずこへ
フックの効いた演出とメッセージ。
タイトルに込められたもの。
モノクロとカラーのマッチング。
日本映画でまだこんな観た事のない視点の作品がある事に歓喜した一本。
多くを語らず淡々とした展開だけど、セリフや行動に皮肉、想い、繋がりを感じる深イイ作品。
下があるから真ん中もあり上もある。
池松壮亮のデカい野望もあながち夢じゃないのかも。
真逆の位置にあるものだとしても一緒の空間に存在している。
あっちに行ったものはこっちから戻ってくる。
そんな事生きてて全く意識したことないし「何言ってんだこいつ」って黒木華みたいな顔に俺もなったけど「せかい」ってよく考えてみると漠然としたワードなのかも。
地球上の全ての事も一個人の生活環境も世界は世界。
せかいのおきく
おきくのせかい
観ている間、脳を刺激されて心がザワザワしまくった。
また会話ややり取りが現代っぽくてそこもまた意図的にやってるんじゃないかと深読みしたくなる。
黒木華すごい良かったなぁ。