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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のpokotanのレビュー・感想・評価

3.7
大根仁監督が手掛ける3DCGのクレヨンしんちゃんということで、学生時代以来ぶりにしんちゃん映画を鑑賞。

序盤からみさえとしんちゃんの追いかけっこで、絵が縦横無尽に動き、3DCGの持ち味を生かした画になって良かった。
中盤のシーンの、おさかなランドのジェットコースターの線路を車で逃げるシーンなども3DCGが活きたアクションだった。

「ぽんじり」というワードのあとに、豊胸なお姉さんが映るなど会話の言葉のチョイスと演出が大根さんらしい。
会話のユーモアでちょいちょい笑った。
保育園の立てこもり中に、ブリブリーって保育士がやったあとにしんちゃんのお尻ブリブリで、冷静にボーちゃんが言う、「キレが違う」には爆笑した。

また、深キョンの「キミノヒトミニコイシテル」の選曲だったり、月刊ヌーなど、小道具が大根監督のセンス炸裂。
着信音まで深キョンソングなのは笑った。
漫画風エンドロールもまた大根さんらしい凝った作りでニンマリ。

ひとりぼっちで寂しい時。困った時。
横にいてくれる、助けてくれる人、応援してくれる人がいるだけで、大きな力になる。
運命は変えられる。

子供には分からないだろう小ネタのセンスやしっかりとしたメッセージのある、大人向けなクレヨンしんちゃんでなかなか面白かった。
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