2式

ミッキー17の2式のネタバレレビュー・内容・結末

ミッキー17(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

危険な調査や人体実験によって死に、人体複製によって再び利用されるミッキー。幸か不幸か死んだはずが生き残った17番目のミッキーと18番目のミッキーが出会う話。
「マカロンがハンバーガーより売れる」と仲間のティモに騙されたミッキーは借金を作り、借金取りから逃げるためにマーシャルという政治家がたてた「エクスペンダブル」に志望し、惑星ニブルヘイムに飛び立つ。そのエクスペンダブルこそが、その名の通り「使い捨て」の死と複製を繰り返すプログラムだった。ちゃんと規約を読まなかったミッキーは困惑しながら、身体のデータをとられて早速死んでいく。
そこで出会ったナーシャと惹かれ合い、死んでは複製される毎日を送っていた。2人でオリジナルの体位を考えて名前をつけたりしていた。
17番目のミッキーの時に死んだとされたはずがニブルヘイムに住み着く通称クリーパーに助けられて、生還するとそこには18番目のミッキーがいた。17ミッキーはマーシャルとの夕食を食べることになり、実験として人工肉を食べ、悶絶する。それを知った18ミッキーは激怒してマーシャルを殺しにいく。
一方で有頂天のマーシャルは名前を刻むための石碑のために大きな岩を両断すると中から飛び出した小さなクリーパーに大混乱。騒ぎになりながらクリーパーを殺し、18ミッキーはマーシャルを殺すのに失敗し、ミッキーが2人いる「マルティプル」であるとバレてしまう。マルティプルは以前、複製された人間による殺人事件が起きたことで問題視されていたため、逮捕されてしまう。
なんとか逃げ出すとマーシャル夫婦がまたしてもクリーパーを捕らえて殺そうとしていた。それに激怒した他の無数のクリーパーがマーシャルのいる拠点を包囲している。2人のミッキーはクリーパーを殺すように外に出され、ボスのクリーパーと翻訳機を使って会話をする。ミッキーは殺されると分かり、拠点にいるナーシャに2人で考えたオリジナルの体位を使ってメッセージを伝えた。そこで捕らえられていたクリーパーを外に連れ出し、18ミッキーが体につけられた爆弾でマーシャルもろとも自爆した。
半年が経ち、ナーシャは政治家となり、人体複製機を爆発して複製を禁止した。

見たことないストーリーで面白かったし、それを邪魔しない演技、セット、CGが素晴らしかった。命がテーマの一つになっていても、重い感じにならずに少しポップで緊張感ぎある雰囲気が好き。
個人的に好きなのは未来とはいえ32Kの信じられない性能のカメラが作中に出てきたこと。クリーパーが普通に人間に脅しかけてるの面白かった。あと借金取りで宇宙までくるのがすげーよな。
スマートで英国紳士のような佇まいのイメージがあるロバートパティンソンが少し間抜けな感じの17と粗暴な感じの18を同時に演じててすごい。
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