一言で言うなら、もう最高に宮崎駿だった
節々に過去の作品を想起させるようなシーンがあって、一貫してこういうことを伝えたかったという思いがぎゅっと込められていて、終始胸を打たれていた
もろに宮崎駿の生い立ちから湧き立つ信念を突き付けられているかのようだった
私も穢れのない積み木となって、少しでもいい世の中になるためのピースに…とも思ったが、少なくともまずは手の届く範囲で誠実に生きたいと思った
それでいいのだと思えた
子どもには高揚感を大人には問いかけも、というこれぞ宮崎駿の作品だった
あれって何だろうと思うシーンはいくつあってもいいと思う
それは監督の蒔いた信念の種かもしれなくて、いつか自分の中で発芽するかもしれない
エンドロールひとつをとってもきちんと種は蒔かれていて、安心し胸がいっぱいになった
優しく包みながらも力強く背中を押してくれるような爽やかな作品だった
何回引退宣言をしてでも、誰かに問いかけたい伝えたいことがある度に映画を作ってください…😭😭😭笑
私はその度に最後の涙を流します
