ramca999

君たちはどう生きるかのramca999のネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

正直わからんかった部分も多かったけど、ジブリっぽいところと、新しいところと混じってて楽しめる作品だった。
相変わらずお婆ちゃんと少年少女描くのうまい、特にお婆ちゃん(笑)

導入からは風立ちぬ系を想像したけど、めちゃくちゃファンタジーだった。
なんで鳥の世界なんやろと思ったけど、インコがコミカルすぎて良し(笑)

大叔父様は悪意に満ちた世界から離れて、理想の世界を作る生き方を選んだけど、その世界もうまくいかず。

積み木で世界を作ってたことにも?だったけど、それは置いといて

インコは意志を持ちながらも食べる本能に特化したシンプルな世界でもあかんかったことには深い意味を考えてしまう。

眞人は少女時代とはいえ実の母と生きる道もあったのに元の世界を望んだのは、夏子との絆が生まれたのか、父のためか、人間のあさましさも認めた上で、なぜこの世界を選んだのか。

起用の仕方的にも若者への問いかけが強かったのだろうか。

こんな風にわかった気にはさせない駿ワールド全開を初めて魅せつけられて、今までわかりやすく描いてやってたけど、ぼくの想像力にはみんなついてこれないよ?って作品だったと思うと納得。

結論、「ジブリ」を観たっていう読後感が残るので満足です。
ramca999

ramca999