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君たちはどう生きるかのKaitoのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.0
公開から約4ヶ月後に初めて鑑賞。ジブリ10年ぶりの新作。なかなか分かりにくい内容であると感じたがその分考えがいがある作品でもあると感じた。私はこの作品において宮﨑駿氏は死生観や時の流れ(過去、現在、未来の関係やそれに伴う老いという概念について)などについての自らの考えをアニメーションによって表現することを試みたのではないかと考えた。作中に登場する「下の世界」という表現やその世界を行き来することにより老いたり、若返ったりするというのは哲学的であり宗教的でもあると感じた。宮﨑駿が考え、創り出す世界は今もそしてこの先も人々に問いを投げかけ続けるのだろう。
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