にょこ

君たちはどう生きるかのにょこのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんという情報過多!面白かった、ずっとこの作品のこと考えてしまう。

今月で閉館してしまう映画館で上映されると聞き、観に行きました。

ジブリ作品は毎度背景の美しさに引き込まれますね、凄い映像美ですが、これ、描いてるんでしょうか…
戦争を経験したからこそわかることだったり、宮崎監督の年齢で子供の視点が描けることにも改めて驚くし、むしろその年齢だからこそ、培ってきた経験があるからこそ、エンタメ性を無視してこういった作品が作られるんだろうか…
ジブリ美術館、子供とではなく、1人で行って観たくなりました。


真人の悪意と道徳、成長譚だけではなく、民話や神話のメタファーがどこかしこもあるので、この後も何回も見て一時停止して、調べて、って繰り返さないと全てを理解できなさそう。
何回も楽しめる作品、大好きです。

ただ子供が見ても普通に楽しめるとは思います、なんで??って考えさせるのも面白いかもしれない。
絵本を読んでいる感覚(ポニョのような)です。

序盤は真人の孤独、寂しさ、セリフこそなくても凄く伝わってきます。
真人が母から贈られた本を読み涙を流し、道徳的であろうとすることも心を打つシーンでした。我が家に漫画はあるけど、原作は知らなかった…読んでみよう。

今年はジブリを観直してみようかと思いましたね、年齢が重なってから見るとまた違う視点がありそう。
にょこ

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