私は東京の川沿いに住んでいるのですが、夜にジョギングをしていると青サギとよく会います。橋の欄干に止まっていると目線が同じになるので、横を通るときはおっかなびっくり。
ということで、この映画の青サギの存在感はすごくリアルに感じました。
そしてどれが菅田将暉の声だろうと思ってたら、その青サギだった。ジブリ映画ってみんなザ・ジブリな話し方をしていて、どういう演出をされているのか気になります。
ストーリーに関しては前評判よりもスッと入ってきました。行って帰ってくる話。
あと、私の祖母も、結婚予定だった人が戦争で亡くなってしまって、その人の弟と結婚をしたらしく、昔はそういうことが結構あったのかなあと思ったりしました。
スクリーンの問題かもしれないけど、黄色が印象に残っています。もやもやぐにゅぐにゅ動いているような黄色。
宮崎駿は老齢の女性に対して恨みでもあるのかな？というくらいいつもおばあちゃんたちを妖怪のように描いているのも気になる。少し憎らしい少女時代、キリッと気品のある20-30代から、空白期間を経て、妖怪になってしまう女性たち。まあそれも含めて宮崎駿の主張が詰め込まれた映画です。
