Kamesuke

マダム・ウェブのKamesukeのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.7
スパイダーマンが出てこないSSU4作目。
前評判めちゃくちゃ悪かったけど、ジョシュ・トランク版ファンタスティックフォーの牙城はそう簡単には崩せません。

自分が知ってるマダムウェブは盲目のお婆ちゃんなんだけど、ダコタ・ジョンソンとは似ても似つかずで最初予告観た時は二代目のジュリア・カーペンターの話かと思ったら、フツーにカサンドラ・ウェブのオリジンだった。

SSUの特徴にもなりつつある2000年代前半辺りの懐かしいアメコミ映画のノリで(舞台設定も2003年だし)、演出のチープさや脚本展開にツッコミどころが多くても大らかな気持ちで楽しんで観てたけど、
3人のスパイダーウーマンは結局未来予知の中だけで覚醒しないまま終わるのはマジかと思った。あくまでもキャシーのオリジンだからしゃーないけど。
宣伝文句で謳われてた「マーベル初の本格ミステリーサスペンス」もハッタリで、同じ監督の『ジェシカ・ジョーンズ』のほうが100倍サスペンスしてましたよ。

あとヴィランのエゼキエル・シムズが、エゼキエル・シムズである必要性が全く無くてキャラチョイスが意味不明(この辺のテキトーっぽさも2000年初期のアメコミ映画っぽい)。

キャシーの同僚として若き日のベンおじさん出てきたり、在りし日のメアリー・パーカー(妊娠中)が出てきたりと、SSU作品で一番ピーター・パーカーに接近してた。

正直映画にするよりよっぽどドラマシリーズに向いてる内容でその雑さはツッコミ出したらほんとにキリがないんだけど、
とにかく未来のスパイダーウーマンの活躍観たいので続編求む!
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