てる

シティーハンターのてるのレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
4.0

期待してたよりずっと面白かった。

やっぱり鈴木亮平が良かったというのが一番大きいだろう。
ふざけているときと、銃を構えているときのバランスが良かった。裸踊りしているときと、リボルバーを握っているときの表情の差がすごい。
ふざけているときのシーンは声優の神谷明の声を意識しているのを感じた。それがまた好感を持てる。ファンを裏切らないように、丁寧に配慮している。
そして、アクションがカッコいい。あんだけムキムキだし、やはり動ける俳優さんなんだね。どんなアクションも涼しげに演じている。肩の力が抜けていて、無理をしていないように見える。本当にこの人は強いんだなと感じるのだ。それには並々ならぬ努力があったことだろう。リボルバーを打っているときにまばたきをしていないけど、あれって訓練でどうにかなるもんなのかな。いやぁすごい。
そして、『変態仮面』といい、やっぱり脱ぐんだね。脱ぎ俳優だ。それにしても良い身体でした。体脂肪率は1桁だろう。きっとそれもしっかり役作りしてきたんだろうね。さすがだ。

物語も面白かった。
もちろんツッコミたいところはある。
え? コスプレイベント?
とか軍事で用いるようならもう少し控えめにやった方がいいと思うとか。
まぁそういうのはいいっこなしだ。軍事とか海外に売るためとか言うと真実味が出るし、世界観も大きくなるのでいいと思う。
ただ、もう少し尺を伸ばし、丁寧に描いてくれてもよかったのではないかと少し不満がある。100分ちょいは映画にしては少し短い。
ドラマで8話でかそんな贅沢は言わないにしても、もうあと30分ほど長く描いてくれたならもっと厚みがある作品になったのに。内容も面白かったし、もったいないと感じてしまった。
やはり、Netflixだと色々制約があるのかしら。
今後続編があることを期待しよう。
てる

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