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朝がくるとむなしくなるのnekokaitaiのレビュー・感想・評価

朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)
4.7
泣きます。
(ぬいしゃべとか好きな人はたぶん好きなのではと思います。)

おでんのシーンからが特に好き。

「なぜか人をいらつかせる、いらつかせる才能がある」
わたしも自分のことをそう思うことがあるので、一緒につらくなった。お客さんに横柄な態度を取られたことを思い出したり、上司からの嫌味や怒られを思い出す。一生懸命やっててもどこか抜けてしまったり、要領よくできない自分に悲しくなる。ほんとに無理なときは大丈夫って言葉で泣くのも、良いんだけどねって言いながら愚痴るところとかも「わかる」と思う。

見にきている人は唐田さんのファンの人が多い感じだった、嫌味な上司とかと同い年ぐらいの人が多い。
こういう映画が存在することにわたしみたいなのは少し救われたような気持ちになる。同じような気持ちを抱える人はいるのかもって安心する。
けれどこうやって傷付いて耐えている人の映画があるのにショッポの客は居なくならないし嫌な上司は変わらないと思ってむなしくなる。

お母さんが優しくて安心した。
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