鍋山和弥

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『踊る大捜査線』シリーズ第2団。今回の犯罪組織は、リーダーが、いない。各々の判断で、動く。それは、犯人達が、リストラされた、人間なため、上司という者を、怨んだため。殺された人間も、組織の、上層部で、役職を、与えられた人間ばかり。今回の、この犯罪組織の、人間は、たった5人。たった5人で、警察組織を、撹乱した。この犯罪組織。たった5人だったから、犯人を、全員逮捕できたのだと思う。もし、この犯罪組織が、100人くらいだったら・・・・。日本は、リストラだらけ。十分に、有りえた気がする。学歴、地位、能力のない、人間だからこその、リーダー無しでも、できた、チームワークだったような、気がします。対する警察は、リーダーがいて、リーダーは、したの者のことを、考えることすらなかった、組織。ここが、ポイントの、作品だった気がします。まるで、組織VS下っ端。この犯罪組織は、下っ端達の革命なのかも、知れない。前作も、そうですが、『事件は、現場で起きてます』。現場を無視した、女性管理監である、沖田の、負けです。当然な結果な、気がします。現場の人間を、『補充』と言ってるようじゃ・・・・。組織を支えてるのは、どの組織も、現場です。現場のことを、考えた、室井さんが、指揮を取った瞬間、事件は、早期に解決した。やはり、大事なのは、現場です。テロのような組織VS軍隊のような組織。軍隊のような組織では、個が、蔑ろにされる。今の日本の、象徴のような、気がします。上を作らない組織。下を大事にする、上の組織。どちらも、下が、大事ですね。下を大事にしないから、沖田管理監は、ダメだった。この犯罪組織は、下を蔑ろにする、日本の組織には、勝ったような、気がします。湧さんの、『もう、あんたに付いていけない』というセリフ。カッコ良かった。青島の、『リーダーが、優秀ならば、組織も、悪くない』というセリフ。室井さんを信じていて、カッコ良かったが、室井さんみたいな人は、そうそう、現れるものじゃないと、思いますし、やはり、この犯罪組織の、勝ちのような、気がします。たった5人で、ここまで、やってのけたのですから・・・・。
鍋山和弥

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