SUN

劇場版 君と世界が終わる日に FINALのSUNのレビュー・感想・評価

3.9
《2024年 劇場3本目》

【2024年 鑑賞5本目】

間宮響の物語ここにて完結。
まさにファイナル。
改めて最後までこのシリーズを鑑賞して、細かい内容どうこうよりもこの竹内涼真さん演じる間宮響の生き方やまっすぐさに魅了されてたんだなと終わってはじめて感じる。愛する者のためならどんなに残酷な世界だろうと決して生きることを諦めない。このファイナルを見終わってこれまでの4年間のシリーズを思い返すとより響の生き様が鮮明によみがえるように思う。
それほど惹きつける竹内涼真さんの演技はもう凄すぎる。見れば見るほど凄みを増していく。どんどんと世界の終わりのようになっていく中での気持ちの浮き沈み、時には執念、時には憎悪、いろんな一面を見せてくれた。それでもまっすぐで芯のある響。その熱い演技が4年ほど続くシリーズをつくったのだと思います。
残酷な世界であればあるほど人間は恐ろしい。しかしその中でどう生きるか。生きようと思うか。その根源には大切な人がいて愛がある。それを響と来美、そして本作の大和と葵が示してくれる。不条理な世界のその先へ。
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