ピュンピュン丸

やくざ戦争 日本の首領(ドン)のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

3.0
飯干晃一の原作を映画化。
音楽といい、生首といい、明らかにマリオ・プーゾー原作、フランシス・コッポラ監督の『ゴッド・ファーザー』を意識した作品。役者は豪華キャスト。梅宮辰夫はヤクザ側でなく警察側で登場。地井武男も嫌味な刑事で出演。

役者陣の演技を楽しめるが、長編テレビドラマをみているような感じが否めなかった。意外に、火野正平が短い出演だけど、ヨカッタ。

ゴッド・ファーザーでは、マーロン・ブランドもアル・パチーノも、もっと深みのある、政治力も知性も備えた、それこそ大統領や大物経済人にもひけをとらない、重厚な組織のドンを演じていたが、『日本の首領』ではそこまでのものを感じられなかった。

これじゃ、真似っこごっこ。

残念。(>_