みゆう

呪餐 悪魔の奴隷のみゆうのネタバレレビュー・内容・結末

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

期待値低めにして観には行ったけど、その割には面白かった。嫌いじゃない。怖さはそこまでないけど、死体と過ごさなきゃいけない気味の悪さが良かった。昔のJホラーみたいな怖さがあって懐かしい感じ。

4年前に家族で古い集合住宅に越してきたリニたち。将来のためにリニが大学へ行くという日、マンションのエレベーター事故が起こり、多くの住人が犠牲となる。ちょうどその日は嵐が直撃。一階が浸水してリニたちはマンションから出られなくなり、事故の犠牲者と共に一夜を過ごすことになる。

1作目観てなくて、あらすじだけ読んだだけだったけど、まあまあ話の筋は理解できたから良かった。2作目って知らなかったから、確かに1作目観てないと全然分からないと思う。

昔Jホラーみたいな演出と、イスラム教に馴染みがないからそういった文化の違いが恐さに繋がる感じ。エレベーターの犠牲者たちを供養するシーンは、そんな感じだった。インドネア映画は初めて観たから、今まで馴染みのない文化に触れられて色々興味深く感じた。

最後のマンションの中を走って逃げるシーンは、暗闇と照明の切り替わりとモキュメンタリーみたいな手ブレ手法で気持ち悪くなる人いそう。日本だとポリゴンショック以降、そういう演出は少ないし見る機会があまりないから、逆にそういう規制とかないインドネシア映画は新鮮に映るかも。エレベーターの乗り方とかにも文化が垣間見えて面白かった。

ラストの儀式のところは、なんか色々笑えた。助けにきたブディマンがなんか暗い石みたいなのを撒いて簡単に足止めしたり、謎の杖みたいなので、ボスを後退させたりと雑な感じが良き。一度は受け入れてあげたイアンを、逃げる時にリニが杖で一撃入れて倒すところは本当面白い。

ボンディと友達の会話とか、トニーの貧乏クジ引いた時の顔とかも面白かった。謎のまま終わったとこもあるけど。
みゆう

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