みゆう

女王陛下のお気に入りのみゆうのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

アン女王のお気に入りってそういうことね。女王の寵愛を取り合うサラとアビゲイルだったけど、ラストがなんかなんかやるせないというか、あんまりハッピーエンドじゃないのは、ヨルゴス・ランティモスっぽいかなと思った。

サラは王宮を追われ、アビゲイルは寵愛を勝ち取ることで上流階級に返り咲くことはできたけど、女王の足を揉むラストで、返り咲いても一生上に立つことはできない、女王を傀儡として自分が上に立つことはできないということを暗示する感じだったなぁ。女王もアビゲイルにのせられて、サラを切ったけど、自分の子ども代わりだったウサギに対するアビゲイルの本性を目撃しての、サラも結局親友の座を奪われての、三者三様にやるせないというか、モヤモヤというか、スッキリ終わらせないのがヨルゴス・ランティモスだったな。
みゆう

みゆう