BROOK

極限境界線 救出までの18日間のBROOKのレビュー・感想・評価

4.0
鑑賞日:2023年10月24日
パンフレット:880円


命をかけた人質解放交渉――!


実話を基にしたフィクション、、、ということですが…
いやー韓国映画だけあって、魅せる魅せる!
やはり韓国映画は凄い!!
邦画もこのくらいの演出力のある作品が出てきて欲しいな…。

「コンフィデンシャル 国際共助捜査」でもカッコ良かったけれど、
今作ではデシク演じるヒョンビンがかなりワイルドでカッコ良かった~♪
ツーブロックが似合ってましたよ。

チョン室長演じるファン・ジョンミンの熱血漢っぷりも良かったです。


映画は、2006年9月19日、アフガニスタンのカブール州で布教活動に訪れた宣教グループ23人がタリバンに拉致されるシーンから始まります。

って、エ○バ証人の宣教グループか…(汗)


韓国の外交通商部にその一報が入り、チョン室長らは対応に追われることに。

その頃、パキスタンの刑務所から国家情報院の工作員、デシクが釈放され…
人質解放の任務を与えられるデシク。


チョン室長らは急ぎアフガニスタンへ。
デシクもやって来るが、チョンは相手にはせず。


チョンはアフガニスタン政府の外務大臣に面会を。
タリバン収監者の釈放を要求し、外務大臣もそれに応じると言うが…
実際は外務大臣はその約束を反故にしてしまう。

急いで外務大臣に会いに向かうチョンたちだったが、目の前で自爆テロが発生!
どうにか面会した外務大臣からは要求は呑めないと告げられてしまう。


制限時間が迫る中、デシクは通訳のカシムを連れて、アフガニスタンの部族長会議”ジルガ”に望みをかけることに。
そこにチョンたちもやって来るのだが…。


結局のところ、勝手に行って、勝手に人質となって”自己責任”ではあるのだが…
やはり自国民を救出しないワケにはいかなく…

日本でもこういうことがホント多くあったよね…と、当時の記憶を思い起こさせるような感じに(苦笑)


ただ、今作はあくまでフィクションなので、いろいろと”面白くなる”要素が肉付けされていました♪

拉致された23人は布教ではなく、ボランティアだと嘘をついていたのがバレて、タリバン側はプンプン!
人質が殺害されていきます…。

さらにはデシクに近付いてきたイギリスの実業家の正体が…
やはり素性は良く調べないとね。

ここで、結構派手なアクションシークエンスがあって、デシクの腕の見せ所となっています。
バイクチェイスもあったりと、ハラハラドキドキ!!


もう万策尽きたところで、いよいよタリバンとの直接交渉へ。
手に汗握りまくりでした。
デシクがチョンに渡す”薬”が…
あれってそういうことだよねぇ…
こういうアイテム?のシーンは結構好き。
あと、通訳のカシムが良い”アクセント”になっていて、ちょくちょく笑わせてもらいました♪


人質交渉の結末は、是非とも劇場で確かめてみてください。

ド派手なアクションシーンはないけれど、
緊迫したシーンの連続で、間延びすることなく、最後まで突っ走っています。


ラストは3ヶ月後のシーンとなり…

あ、、、これは続編作って欲しいな♪
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