鑑賞日:2023年11月12日
パンフレット:1000円
音が大きくなったら、爆発――!
予告編から想像していたストーリーと違って、、、
これは所謂”潜水艦映画にハズレ無し”的な類の作品かもしれない。
というか、ここまで”潜水艦”が大きく関係してくるとは思ってもみなかった。
でも、そこの展開が非常に良き!!
にしても、韓国映画はホント面白いのを作るよねー♪
韓国映画の俳優界隈はかなり疎いので、誰誰がカッコいい!とか、
そういうのはないんだけど…(苦笑)
主人公のドヨンを演じたキム・レウォンが佐々木蔵之介さんに見えてしまったり…。
映画は、潜水艦ハルラの乗組員が副長のドヨンの陰口を言っているシーンから始まります。
環太平洋合同演習の帰りで、艦内では米空母を副長が仮想魚雷で命中させた話題で持ち切り。
そんな中、迷走魚雷がハルラに迫ってきており…
副長の指示で沈没船を使って魚雷をどうにか処理出来たものの、ハルラは航行不能となり、海底で座礁。
その1年後…
副長だったドヨンは特別講演に招かれ、演説をおこうなうことに。
そこに見知らぬ番号から電話がかかってきて、爆破計画を伝えられるが、相手にせず。
だが、ハルラの生存者が爆破で亡くなったとのニュースが流れ、再び電話が鳴る。
今度は爆破はサッカースタジアムだと告げられ、ドヨンは爆弾が設置されている座席へと急ぎ向かうのだった…。
とことん主人公のドヨンが犯人に追い詰められる展開となっていて…
さらには爆破物処理班にいる奥さんや娘までも狙われたりと、
犯人の周到さがこれでもか!ってなくらい描かれていました。
もしかして犯人は複数いる?って思っちゃったくらいだし。
少しネタバレになっちゃうけど、犯人はひとりです。。
爆弾は音に反応して、制限時間がどんどん減っていく設定は、観ているこっちまでハラハラドキドキの連続!
しかも急にドカン!と来るので、結構ビクつくかも(汗)
シリアスな展開ながらも、特ダネを狙うオ・デオ記者がちょこちょこ笑いを入れてきて、緩衝材になっていました♪
犯人の狙いが徐々に判明していき…
座礁した潜水艦ハルラの中で何があったのかが判明するワケで…
ここの人間ドラマはなかなか見応えあり。
副長の”決断”が正しかったのかどうかは、難しいところですが…。
でも、犯人の犯行動機はやや逆恨み感があるような気もする。
そうそう、軍事安保支援司令部が結構間抜けだったのが気になったな(苦笑)
最後まで手に汗握る展開なので、観ていて全く飽きませんでした。
ラストのドヨンとテリョンとテヨンの写真撮影が切なかったなぁ…。