多くの方がコメントしているように、年末年始の大型TVスペシャルくらいの位置づけだったら文句なしのシリーズ集大成だっただろうが、映画としてはクライマックスの絵面も地味目で満腹感は得られなかった。
ヒロイン・七瀬のキャスティングも正直微妙で、丸顔・童顔で手足も健康的なふっくらさがある木村文乃では、彼岸と此岸の境目にいる七瀬には少しミスマッチだったように思う。どこか浮世離れした存在感で、怜悧な目元をした小松菜奈あたりに演じてほしかったかも。
若い頃の露伴を別キャストにするのは良いとして、あまりに酷い演技でガッカリ。高橋一生のレベルを求めるのは酷でも、もう少し釣り合う演技ができる役者を連れて来てほしかった。