ブラックジョーク満載ながら、最高に笑える逸品。
物語で起こることはハチャメチャだが、ひとつひとつのシーンが無駄なく笑いに繋がっており、極めて丁寧に作られているのがフィリップ・ラショー印。
ラショー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
うーん…。つらい。
申し訳ないが、プロデューサーから「いつもの呪怨っぽい感じでよろしくお願いします!」とオーダーされたのを、低い熱量で再生産しているようにしか見えない。
シナリオは雑で、整合感なし。>>続きを読む
3作目にして1つの頂点を究めた感あり。
前作の人体破壊シーンは、敢えて作り物っぽく見える撮り方をしてキッチュさを演出したように見えたので、今作もそっちに振るのかと思いきや、ゴリゴリにリアルで痛そうな>>続きを読む
邦題が秀逸。
冒頭からまさに『胸騒ぎ』としか言いようのない、些細な…だがしかし確実に心に引っ掛かる出来事が積み重なっていき遂には…!
ネタが割れてからよりも、その過程がとにかく気味が悪くて悪くてたまら>>続きを読む
実話に基づく物語だが、コトの顛末を知った上だと興が削がれるタイプの作品なので何も予備知識を入れないで鑑賞することをお勧めしたい。
見ていて胃がギリギリと締め付けられるような緊張感は『ホテル・ムンバイ』>>続きを読む
『フランダースの犬』のネロとパトラッシュは、この世を恨んで死んだので地獄に堕ちて悪魔になりました—という改変について、制作者はいわゆる「お伽話に対するナナメなツッコミ(桃太郎って鬼ヶ島に乗り込んで行っ>>続きを読む
なんかよくよく見直したら言いたいこと色々出てくるのかも知れないけど、基本的にすごく良くできたエンタメ作品だと思う。
グランド・セフト・オートなど自由度の高いオープンワールド系のゲームが世界観のベース>>続きを読む
テアトル新宿にて、舞台挨拶付の上映を鑑賞。結論としては、好みではなかった。
「世界の幸せの総量は決まっている(=だから誰かを不幸にすることで自分が幸せになる)」という『法則』について繰り返しセリフで>>続きを読む
「及第点」という表現が一番シックリくる。
チャイルドプレイっぽいだろうな、とは思っていたが、ここまでとは。笑
ミーガンという「発明品」が金の卵になるやというあたりはリブート版『猿の惑星』ライクだし、ク>>続きを読む
良いところイマイチなところ両方あれど、娯楽大作に求められるものは全然クリアしていると思う。
ただ、もはや無いものねだりに近いのだが、トップガンマーヴェリックにしろ本作にしろ、「トム・クルーズがキャリア>>続きを読む
監督が大友克洋のSF漫画『童夢』からの影響を公言していることから、大友ファンとして鑑賞。
大友克洋の作家性のひとつとして「瓦礫を描くことへの偏愛」があり、その点から見ると、大きな破壊なく静かな闘いに終>>続きを読む
2018年の『デーモン・インサイド』もそうだが、本作もジャンル映画の枠内でありながら圧倒的な独自性があって非常に面白い。
空飛ぶ円盤やエイリアンのデザインを、監督の拘りで敢えて馴染み深いクラシカルなも>>続きを読む
前作よりも更にVFXがパワーアップしたものの、脚本が更に雑になった分、総合点は変わらないーみたいな作品。
誰が何をめぐって争っていて、何が起こるとどうなるのかがイマイチ掴みきれないままそれっぽく話が進>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
CGIのクオリティはハリウッドに引けを取らないリッチさで、特に冒頭の宇宙船墜落シーンはカット割も素晴らしくグッと引き込まれる。
が、そこから先がイマイチいただけない。宇宙人が「進歩した人類」ってのはま>>続きを読む
バチエク。
笑っちゃうくらいお決まり連発のジャンル映画。それで良い。それが良い。
ただもうちょっと「悪魔怖ぇぇ」と思わせてくれる忘れがたいシーンがあると良かったかなぁ。
何年後かに「あのシーンがあるの>>続きを読む
字幕と吹替で計2回鑑賞。
既にたくさんの人が評しているのであまり書くことはないが、テクノロジー・デザイン・物語の全てが高水準で、最終的にそのいずれもがエンターテインメントとしての「面白さ」に奉仕してい>>続きを読む
おおかた予想できてしまう通り、ホラー映画としての見どころは後半に集中しているが、『キャリー』よろしく緊張感がギリギリと高まっていくところがよい。
終盤のミア・ゴスの演技は圧巻。
コトが起こり始めるまで>>続きを読む
WOWOWにて『マッド・ゴッド』の初放送に合わせて、『フィル・ティペット 狂気と怪物たち』という邦題にて放送されたドキュメンタリー。
『マッド・ゴッド』のついでという感じで鑑賞したがコレが『マッド・ゴ>>続きを読む
実際に起こった銃乱射テロを命懸けで未然に防いだ若者たちを、「本人」が演じて再現したことが大きく話題になった作品。
全くの素人3人から、あまりに自然な演技を引き出したイーストウッドの手腕は神がかり的で、>>続きを読む
多くの方がコメントしているように、年末年始の大型TVスペシャルくらいの位置づけだったら文句なしのシリーズ集大成だっただろうが、映画としてはクライマックスの絵面も地味目で満腹感は得られなかった。
ヒロイ>>続きを読む
公開当時劇場で鑑賞済みだったがWOWOWの放送にて再見。
改めて、キチンと一本の映画として成立しているところに好感。クライマックスにおける緒方恵美・花澤香菜・櫻井孝宏という実力派3人の熱演は、絵面以上>>続きを読む
世界観と映像そのものが作品の本質で、ストーリーはまず読み解けないあたりは、映画というよりも『インサイド』や『リトル・ナイトメア』、『Bloodborne』と言った大人向けアクションゲームをプレイしてい>>続きを読む
アメリカ本国では出資者による訴訟沙汰で公開中止、日本でも限られた回数しか上映されなかった変わり種の作品。
主人公の霊能力者オッドは、理解のある彼女とはラブラブ、地元警察署長とも協力関係にあるという設>>続きを読む
フィリップ・ラショー作品、極限まで下らないのに脚本はシッカリまとまっているのがいつも心にくいのよ。
絶妙なアメコミパロディも素晴らしいセンス。85分という潔い短さも好印象。
映画作るのうまいですね!
先の読めなさが面白い映画なので、オリジナルの韓国版を鑑賞済みであったことがマイナスし、答え合わせ的な見方になってしまった。が、これは自分の問題で映画の瑕疵ではない。
初回の鑑賞に面白さが詰まっているタ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1972年発表の小説『狼よさらば(原題:DEATH WISH)』2度目の映画化。ケヴィン・ベーコン主演の『狼の死刑宣告(原題:DEATH SENTENCE)』を含めれば3度目。
イーライ・ロス監督と>>続きを読む
前作を監督したスコット・デリクソンは製作・脚本に参加するのみで、監督はキアラン・フォイに交代。
前作のサブキャラが主人公となって事件の謎を追うという設定が、いかにもひと昔前の続編ぽい。
正直、ストーリ>>続きを読む
「落ちこぼれ刑事のドタバタ捜査劇」という極めてありきたりな題材ながら、シナリオがすごくシッカリしていて、その結果ムダや矛盾で引っかかるスキが無く、全てのシーンに笑いどころが用意されているのが素晴らしい>>続きを読む
まさか本作を大スクリーンで見られる日が来るとは…。
「金と名声が目当てでアマゾンの奥地でヤラセドキュメンタリーを撮る若手ディレクター」の遺した映像を見る「都会のテレビプロデューサー」を見る「われわれ観>>続きを読む
公開当時に見たきりで殆ど忘れてしまったが、良作だったなという記憶を頼りに再見。やはりとても素晴らしい出来。
スコット・デリクソンのホラーはエンタメ色をきちんと残しながらも「面白かった〜とかヘラヘラした>>続きを読む
文句なし。
3部作を最高の形で締め括る大傑作。もはやあまり語る言葉もない。ジェームス・ガンありがとう…!
MCU全体を追えていなくても、このシリーズを見てさえいれば充分に楽しめる構成にも賛辞を送りた>>続きを読む
森林火災の描写は凄い迫力だし、敵役の殺し屋は悪役かくあるべしという怖さがある、子役の演技も達者と来れば傑作になりそうなものだが、何故かちょっと物足りなさが残る。
その物足りなさと、本作の知名度がイマイ>>続きを読む
ドニー・イェンとトニー・ジャー目当てで鑑賞。トニー・ジャーってトム・ヤム・クンを最後に10年以上アクションの質も量も下がり続けていると思うのは私だけか…。アクションスターを揃えるだけ揃えて肝心のアクシ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主演二人の演技巧者ぶりが炸裂した1作。
とにかく2人の演技合戦を見ているだけでメチャクチャ面白い。
二転三転するストーリーは最後まで飽きさせないが、最後の最後の一捻りは、逆にヒロインの狂気を後退させて>>続きを読む
予告を見た限り全く期待していなかったが、高い評判を聞いて今更ながら鑑賞。
正統派ファンタジーmeetsガーディアンズ・オブ・ギャラクシー以来のハグレヒーローモノと言ってしまえば本当にそれまでだが、丁寧>>続きを読む