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天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬のmashiraのレビュー・感想・評価

2.0
『フランダースの犬』のネロとパトラッシュは、この世を恨んで死んだので地獄に堕ちて悪魔になりました—という改変について、制作者はいわゆる「お伽話に対するナナメなツッコミ(桃太郎って鬼ヶ島に乗り込んで行って虐殺して実はやってることヒドいよね)」の感覚でやってるのかも知れないが、ネロのキャラクターの根幹にある善性を捻じ曲げてるあたりが暴力的で愛がなく、なんかパロディというよりも「冒涜」という言葉が先に浮かんできてしまった。

筆者は別に世代的に『フランダースの犬』世代でも、ましてやファンでもないがそう感じたので、同作に思い入れのある人にはあまり向かない作品だろうと推測する。

その他にも、フラッシュアニメとは言え普通に考えて死人が出ているであろう災害を描きながら、その瓦礫の上でバカボンのパパに「これでいいのだ!」と決めゼリフを言わせるデリカシーの欠如にも呆れた。

監督とプロデューサーには「ゆるい笑いを作る」のは好きにすればいいけど、「ゆるく笑いと向き合う」のは観客を不愉快にさせるだけだからやめた方がいいよ、と伝えたい。
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