このレビューはネタバレを含みます
原作は昔一度だけ読んだことがある程度なので、うろ覚えだが、岸辺露伴の過去の大まかな流れと終盤でのルーブル地下でのやり取り以外は概ねオリジナル展開も多かったような気がしますが、それでもこの高橋一生実写版として高い満足度だったと思いました!
そもそも、この原作を実写でやろうという無茶な展開をしっかり演じられる高橋一生の存在感がお見事だし、多分原作には居なかった飯豊まりえ演じる泉くんの真っ直ぐさというか抜けていそうで実はしっかり岸辺露伴のバディとして活躍しているのも素晴らしい
謎の女性、奈々瀬を演じる木村文乃のミステリアスかつ儚げで魅力的な存在感もとても良かった。
岸辺と黒い絵、奈々瀬との繋がりや黒い絵の作者と奈々瀬の過去など終盤での広がった関係性は確か原作には無かった(もしくは匂わせ程度)はずだが、この作品においてミステリーの謎解きとしては非常になるほど!と納得したし、良い感じで納めることに成功しているなと関心した。
全体的に満足度は高いが、確かに映画として盛り上がりが少ないので好みは分かれそう