のんchan

Of An Age(原題)ののんchanのレビュー・感想・評価

Of An Age(原題)(2022年製作の映画)
3.8
お〜いFilmarks事務局さ〜ん、ジャケ写必要だってば📣

オーストラリア発🇦🇺純粋すぎる男の24時間の恋💓とその11年後の物語。

脚本と監督は自身もゲイで東欧からの移民であるゴラン・ストレフスキ。
主人公がセルビア移民でゲイのダブルマイノリティを抱えて不安な心の機微を繊細に描写している。


舞台は1999年夏☀️17歳のコルは社交ダンスの優勝を目指していた決勝大会の朝、パートナーのエボニーから始まる2時間前に電話を受ける。目を覚ましたら知らない海辺にいると言うではないか?
急遽、エボニーの兄アダムの車でメルボルン郊外まで迎えに行くことになったが、その車中の会話で一瞬で恋に落ちるコル。アダムも元彼と別れたばかりでコルが愛しくてたまらなくなるのだった💞
しかしアダムは明日、南米へ旅立つ予定、24時間のタイムリミットだからこその切ない想いがキュンキュンする。
11年が経ち、エボニーの結婚式で再会する2人、さて恋の行方は...


ちょっと久しぶりのオーソドックスなゲイムービー。
ウォン・カーウァイ監督の『ブエノスアイレス』へのオマージュをところどころに感じた。
2人時間のカーステレオからは『ブエノスアイレス』のテーマ曲が流れます🎵
アダムがアルゼンチン🇦🇷や詩人エバリスト・カリエゴに憧れを持つというところなど、私は個人的に嬉しくなりました💖


コルの17歳時はニキビが顔にも身体にもあってちょっと気になったけど、11年後はシュッとした表情に変化している。アダムも若干渋みの出た感じがあって、コロナ禍時の撮影だったようなので、敢えて撮影期間を空けたのかしら?
11年の時間経過がそれぞれ大人になり、堪らない心情を上手くあぶり出している良い演出だった。
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