タコ社長

風の谷のナウシカのタコ社長のレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
5.0
大スクリーンに映し出されたナウシカの気高さ。果てしなく気高い。その眩しさに涙しました…。

ゴツゴツした爺じの手は腐海の毒によって冒され始めた。彼女はその手を見て「働き者の美しい手だ」と言った。
人間によって汚された大地。腐海と王蟲の因果関係から人間は自らの所業を忘れそれら全てを焼き払おうと躍起になっている。巨神兵を利用し争い合う。
それら人間のくだらなさから起きる全てを自己犠牲も厭わず迷わず全身でくい止めていくその強さ。

まだ溢れてくる。
何故でございましょう。行為と想いと風の谷の気高さとそれらに宿る魂が劇場空間を覆い尽くしてくる。
解釈や理解を越えたもの。人間が到底辿り着けないもの。
タコ社長

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