このレビューはネタバレを含みます
殺し屋の失敗。その後始末。
終始自分語りと、殺しの準備のシーンに重きを置いた展開で、ルーティンがだんだん癖になってくる。
なんかかっこいい感じで自分語りしてるし、確かにやり手の殺し屋な感じもしてかっこいいんだけど、だんだんと｢そもそも失敗したのはあなただよね…？｣って思えてきて、主人公の行動の動機が、｢今までしたことがなかった失敗をなかったことにしたいプライド｣と、｢彼女を傷つけたやつを絶対に許さない怒り｣なのかなと感じて、無口で冷静なんだけど、とても自己中心的で、人間くさい人なんだなと思いました。笑笑
仕事としての殺しではなく、自分のミスの後始末のために、平気で殺人を重ねていく一方で、愛する人はちゃんといるという人間くささ。
普通に道徳的にヤバいなと思って恐怖を感じるけど、なんだか主人公のちょっとカッコつけてる感じにクスッと来てしまうところもあって、何だこの映画は！ってなりました。笑笑
それにしても、あのドミニカのタクシーの新人運転手、可哀想っすよ…
