アイドルマスター ミリオンライブ！ 第3幕のYUSUKE@アイアンマンの人のネタバレレビュー・内容・結末

意外にも人間の鳴らす音という観点から『オッペンハイマー』(傑作)と比較討論できる作品だったことに驚いた。
向こうの「足踏み」が常に脅威や暴力性をはらみ、それがグッと引き込まれるサスペンスになっているのに対し、こちらは手拍子が真逆の善意やエールや慰めや返礼といったもので同じく引き込まれる作りに。それも、コンサートに参加したP/ファンからのサンプリングの極めて効果的な使い方で。
TVシリーズの特別興行で実際画面もパキパキなのだけど、停電の瞬間は見事に映画的なシークエンスに昇華されていて、いくらPバイアスがあるとはいえこの演出を見て黙ったままにしているのはmoviegoerの名折れに感じられた。