両親も幼い頃に亡くなり、祖母も病気で亡くしたハナ。ある日突然訪れた政府機関の人間から自分の見た夢を教えて欲しいと頼まれる。どうやら2週間後には地球は滅びてしまうのだが、ハナが見る夢の中に世界を救うヒントがあるらしい。
「こんな世界無くなればいいのに」って願いを込めたら本当にそうなっちゃいそうでどうしよう？？？っていう作品。「天気の子」を実写化して若干黒魔術感を足した感じ。ミステリアスな世界観。夏木マリの存在感。ステレオガールのあいわなって曲のMVを思い出した。イエティ？みたいな生き物なんだあれ？
こんな世界存在するに値しないというエヴァンゲリオン的なメッセージもある。
「世界の終わりから」っていうタイトルがいい。世界が終わることを知ってからハナが逆に前を向いて生きるようになったから。
ミニシアター系なのに結構本格的なストーリーで個人的にラストが秀逸だった。ドタバタ感と御都合主義感があってめちゃくちゃノれた訳でもなかったけど最後は、あ、ホントにこの世界終わらせるんだって。
「さがす」「空白」でもいいなと思ったけど、今作品でも伊藤蒼の演技が良過ぎてずっと観られる。
